2025/08/16新聞販売店の採用課題とATS活用による解決策 一元管理して求人募集効率化
厳しい経営環境が続く新聞販売店にと って、求人募集のコスト削減と有能な人材の確保は喫緊の課題だ。その一方で、求人募集に多額の費用をかけているにもかかわらず、「1人も応募がなかった」「費用に見合った効果がない」といった悲鳴に近い現場の声は大きくなるばかり。そうした課題解決の一助になるのが採用支援システム(ATS)の活用だ。ATSとは、企業が求人募集から応募受付、面接のスケジューリング、評価、採用までの一連の業務を一元的に管理・効率化するためのソフトウェアやツールの総称をいう。株式会社トビラ(愛知県長久手市)は長年、ATSを活用した採用支援事業『採くる』を行ってきた。同事業の責任者である水野浩子さんと石川実伽さんに話を聞いた。
2025/08/02日本新聞販売協会が総会 『選挙に行こう』活動を予算化
日本新聞販売協会(日販協、岩城善之会長)は7月31日、東京都千代田区の如水会館で第74回定時社員総会を開いた。総会スローガンは「再販制度の意義は公共的使命 戸別配達網を守るため 労務環境変化に業界あげて対応しよう!」「『新聞業における特定の不公正な取引方法』は禁止 特殊指定告示を理解し 順守しよう!」「新聞は社会を学ぶ教科書だ とどけ『すべての教室へ新聞を』!」「法改正で十四日以上の連続勤務禁止に 休刊日 月二回の実現を目指そう!」の4本。
議事では、2024年度事業報告などの議案を審議、原案通り承認した。また、総会後の臨時理事会で新任役員として、村山祐作氏(中部・毎日)を常任理事に選んだほか、佐藤茂雄(東北・毎日)、壽克史(近畿・朝日)、小部重実(九州・西日本)の3氏が理事に就任した。
新年度予算では、「すべ協推進費」として、高校3年生を対象にした「新聞を読んで選挙に行こう」の経費として350万円を計上。一方、昨年1500万円を計上した「周年事業費」はゼロとなった。
また、議事に先立ち、業界の発展に尽力してきた個人に贈られる日本新聞販売協会賞の表彰があり、岩城会長から21人に賞状が贈られた。
また、会場には電動バイクや電動軽ワゴン車が展示されたほか、総会終了後は懇親会も催された(あいさつなどは次号に掲載予定)。