2025/10/29下野会 創刊150周年へ向け厳しい時代状況に対応
下野会は10月24日、宇都宮市のホテルニューイタヤで第75回定期総会を開いた。下野新聞社の若菜英晴社長をはじめ会員ら約90人が出席。役員改選で坂田一郎会長などを再任したほか、新年度の予算などを決めた。
今回は「情報文化の担い手として147年の堅固な歴史のもと、新たな新聞社像の創出に挑戦」「『競争』『共創』 情報が持つ力を信じ、地域社会の発展と調和を支える販売店へ」をスローガンに揚げた。
若菜社長ら下野新聞社の役員らを迎えた総会の第二部会では、坂田会長があいさつに立ち、デジタルによる社会の分断が進む時代にこそ、対面で話をすることで人間同士の価値観を共有する、新しい組織への変革を求め、複合・合売化を含めた販売店の再編で、新聞販売店が読者から信頼、信用され、地域になくてはならない存在になることが重要だと話した。
また、「ネットの信用性が失われ、テレビや新聞の価値が上がってきても、新聞を手に取らない若い人が増えている」として、新聞の信頼性を高め、その価値をPRすることや、新聞到達率の低下による折り込みチラシの減少に対応する新しいビジネスづくりの課題を挙げた。
2025/10/25読売新聞東京本社 熊谷市、小中学校新聞感想文コンクール 小中学校から237点の応募
「第16回熊谷市、小・中学校新聞感想文コンク ール」(主催/読売新聞東京本社、後援/埼玉県北部読売会熊谷支部、熊谷市教育委員会、埼北よみうり新聞社、読売旅行さいたま営業所)の表彰式が10月18日、キングアンバサダーホテル熊谷で行われ、小学校、中学校の部からそれぞれ最優秀賞1人、優秀賞5人、入賞10人が表彰された。
夏休みに子どもたちが新聞に親しみ、社会に興味を持ってもらおうと新聞銘柄、紙面の指定はなく、支部のYC(竹内悠司支部長・鴻巣中央)のサポートで実施されるコンクール。対象は小学5、6年生と中学生。
今年は小学生が192点、中学生が45点、合計237点の応募。10月の最終審査(審査委員長/佐藤秀憲・読売新聞東京本社熊谷支局長)を経て、最優秀賞には小学校の部が市立成田星宮小学校5年の白田羽海さん、中学校の部が市立荒川中学校3年の杉内友梨さんの作品が選ばれた。
表彰式には、読売新聞東京本社から大原剛・販売第4部次長、佐藤支局長、埼玉県北部読売会の大塚康晃会長(熊谷中央)、竹内雅司顧問(籠原)、熊谷市教育委員会の渋谷昌美・教育長らがかけつけた。
2025/10/04地域貢献大賞を発表 大賞は北國新聞販売店に
日本新聞協会は10月1日、新聞販売所の地域貢献活動を顕彰する「地域貢献大賞」を、北國新聞宝立販売所(船本寛所長)の「珠洲市宝立地区 避難所および地域の復興支援活動」に贈ることを発表した。また、「地域貢献賞」を8件の活動に授賞する。
この顕彰制度は2007年に創設、新聞販売所の貢献活動について広く知ってもらい、販売所の信頼向上、イメージアップを図るとともに、地域社会に密着した活動を奨励することで、販売所が地域社会の一員としての自覚を高めることを目的としている。
今年の大賞に選ばれた「珠洲市宝立地区 避難所および地域の復興支援活動」は、2024年1月1日に発生した能登半島地震で自宅と販売所が半壊しながらも、所長自ら率先して、壊滅的な被害を受けた地域の避難所の環境改善のために尽力した活動。所長が兼営する工務店の重機を持ち込み仮設トイレを建設するなど、日頃から販売所が地域の拠点として機能してきたからこそ発揮できたリーダーシップや、活字になった正しい情報を届けたいという強い思いから2カ月後に戸別配達を再開、戸別配達の素晴らしさをあらためて知らしめたことなどが評価された。
授賞式は11月20日、東京・内幸町のプレスセンターホールで行う。
2025/10/01第32回「新聞配達に関するエッセーコンテスト」入賞者を発表
日本新聞協会は9月30日、第32 回新聞配達に関するエッセーコンテスト」の入賞者を発表した。新聞配達や新聞販売所に関するちょ っといい話、新聞販売所スタッフとの心温まるエピソード、新聞配達の経験などを400字程度にまとめたエッセーを募集。今回は2826編の応募の中がら、「大学生・社会人」「小・中・高校生」の2部門でそれぞれ最優秀賞、特別審査員を務めるプロ野球・福岡ソフトバンクホークス元監督の工藤公康氏が選んだ審査員特別賞などを決定した。
2025/09/27浜松のミニ・コングロマリット目指す ニュースセンターウエスト浜松 新ホームページ開設
静岡県浜松市のニュースセンターウエスト浜松(鈴木順之介所長)はこの春、ホームページを立ち上げた。いま、なぜホームページなのか。その目的、成果を鈴木所長に聞いた。
浜松市中央区、JR高塚駅から徒歩15分の合売店・ニュースセンターウエスト浜松(以下、NW浜松)。1933年(昭和8年)創業以来、新聞販売店として地域とともに歴史を育む。昨今の新聞販売部数や折込量の落ち込みによる売り上げ減少を補おうと、M&Aで地元の他業種企業を承継するなど積極的な経営でも注目される。
いまなぜホームページなのか。鈴木所長は「もともと、浜松空調工業やマルマ中塩商店のホームページはあったが、新聞販売店を核としたグループ事業の理念をまとめ上げ、内外に的確な企業イメージを伝える必要があ った。セルフブランディングの一環だ」と語る。