2025/11/01「新聞広告の日」記念式典 大賞のアサヒビールを表彰 PRコンテストは日経が受賞
第68回「新聞広告の日」記念式典が16日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれ、新聞広告賞の贈賞があった。最高賞の新聞広告大賞はアサヒビールの「47都道府県 おつかれ生新聞(企画・電通、制作・アドブレ ーン、SHIBAURA HOUSE)が受賞した。当日は広告主88人、広告会社167人、新聞協会加盟社173人、広告関連団体などから20人の合計448人が参加した。式典終了後は懇親会も催された。
アサビールの古澤毅・常務執行役員マーケティング本部長は「地元の人が、住んでいる地域に愛着や誇りを持ってもらえるような、ぬくもりのある紙面を目指した」とあいさつした。
「おつかれ生新聞」は 59種類の広告を全国47都道府県の新聞に掲載。テレビCMとあわせ「今年も1年、おつかれ生です。」のフレーズを浸透させた。「地域に寄り添 った形でぬくもりあるコミュニケーションを実演した。年の瀬に各地の出来事や人々の活躍を紹介する記事で2024年を振り返る新聞広告ならではの手法により、ニュースと商品、読者をつなぎブランディングに大きく寄与した広告企画は、新聞広告賞にふさわしい」と高く評価された。
9月末にサイバー攻撃を受けたアサヒグループホールディングスは、出荷が滞るなどの影響が広がっている。古沢氏は「登壇が適切か思いを巡らせたが、こういった状況だからこそ、全社員を代表して胸を張って頂戴したいという思いで来た」と話した。
新聞広告統一PRキャンペーンの企画である、新聞広告PRコンテストの大賞は日本経済新聞社の「ほぼじっすん、しんぶん。」メディアビジネスソリューション推進ユニットの竹内颯平さんを新聞協会の隅浩一郎広告委員長が表彰した。
入社5年目までの若手で取り組んだ企画。竹内さんは「(PRキャンペ ーンで)連日、各社の掲載を見て、喜びもひとしお」と話した。
作品は全国各地のシンボルや名物を「ほぼ実寸大」で新聞紙面に掲載。紙面の「これなんだ?」の答えは、二次元コードを読み取ると、特設サイト上で「答え合わせ」ができる仕組み。
2025/10/29東奥日報の新社長に 田中徹専務取締役が内定
東奥日報社は10月10日、同社内で取締役会を開き、新役員体制を内定した。任期満了にともなう役員人事では塩越隆雄代表取締役会長・主筆ら5人を再任し、田中徹専務取締役専務執行役員が代表取締役社長・社長執行役員に就任する。11月14日開催の株主総会および取締役会で正式決定する。
2025/10/29埼玉新聞埼玉会総会 有用性を徹底的にアピール
「令和7年度埼玉新聞埼玉会総会」が19日、群馬県伊香保温泉のホテル小暮で行われ、伊藤学会長(朝日・北本)が再任された。
冒頭、中村健一副会長(朝日・大宮中部)が、「大変厳しい状態の我々の業界。全国的に同じ方向性をもって進むべきだが、困難もある。この総会でヒントがあれば幸い」と開会の辞を述べたあと、伊藤会長があいさつ。1年間の協力に感謝を伝えた。
2025/10/29下野会 創刊150周年へ向け厳しい時代状況に対応
下野会は10月24日、宇都宮市のホテルニューイタヤで第75回定期総会を開いた。下野新聞社の若菜英晴社長をはじめ会員ら約90人が出席。役員改選で坂田一郎会長などを再任したほか、新年度の予算などを決めた。
今回は「情報文化の担い手として147年の堅固な歴史のもと、新たな新聞社像の創出に挑戦」「『競争』『共創』 情報が持つ力を信じ、地域社会の発展と調和を支える販売店へ」をスローガンに揚げた。
若菜社長ら下野新聞社の役員らを迎えた総会の第二部会では、坂田会長があいさつに立ち、デジタルによる社会の分断が進む時代にこそ、対面で話をすることで人間同士の価値観を共有する、新しい組織への変革を求め、複合・合売化を含めた販売店の再編で、新聞販売店が読者から信頼、信用され、地域になくてはならない存在になることが重要だと話した。
また、「ネットの信用性が失われ、テレビや新聞の価値が上がってきても、新聞を手に取らない若い人が増えている」として、新聞の信頼性を高め、その価値をPRすることや、新聞到達率の低下による折り込みチラシの減少に対応する新しいビジネスづくりの課題を挙げた。
2025/10/25読売新聞東京本社 熊谷市、小中学校新聞感想文コンクール 小中学校から237点の応募
「第16回熊谷市、小・中学校新聞感想文コンク ール」(主催/読売新聞東京本社、後援/埼玉県北部読売会熊谷支部、熊谷市教育委員会、埼北よみうり新聞社、読売旅行さいたま営業所)の表彰式が10月18日、キングアンバサダーホテル熊谷で行われ、小学校、中学校の部からそれぞれ最優秀賞1人、優秀賞5人、入賞10人が表彰された。
夏休みに子どもたちが新聞に親しみ、社会に興味を持ってもらおうと新聞銘柄、紙面の指定はなく、支部のYC(竹内悠司支部長・鴻巣中央)のサポートで実施されるコンクール。対象は小学5、6年生と中学生。
今年は小学生が192点、中学生が45点、合計237点の応募。10月の最終審査(審査委員長/佐藤秀憲・読売新聞東京本社熊谷支局長)を経て、最優秀賞には小学校の部が市立成田星宮小学校5年の白田羽海さん、中学校の部が市立荒川中学校3年の杉内友梨さんの作品が選ばれた。
表彰式には、読売新聞東京本社から大原剛・販売第4部次長、佐藤支局長、埼玉県北部読売会の大塚康晃会長(熊谷中央)、竹内雅司顧問(籠原)、熊谷市教育委員会の渋谷昌美・教育長らがかけつけた。