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2025/03/22『持続可能なメディア』 著者の下山進氏に聞く

 前著『2050年のメディア』(文春文庫)で業界を揺さぶり、注目を浴びたノンフィクション作家の下山進氏が3月13日、新刊『持続可能なメディア』(朝日新聞出版)を上梓した。
 新聞やテレビは、なぜ「持続可能性」を失ったのか? そして将来へ向けて「持続可能」なメディアになるにはどうすればいいのか? 国内外の関係者、100人以上にインタビューした下山氏がたどり着いた解決策と、同書を通して新聞業界に訴えたいことなどを聞いた。

2025/03/19「新聞協会賞に関する規定」を改定

 新聞協会は12日の理事会で、「『新聞協会賞』に関する規定」の改定を決めた。新聞協会賞はこれまで、(1)ニュース(2)写真・映像(3)企画(キャンペーン、連載、解説、コラム、地域報道、紙面作りの工夫など)の3部門で実施してきたが、2025年度から「写真・映像」部門を「写真・映像ニュース」「写真・映像企画」の2部門に改め、計4部門で実施する。

2025/03/15日販協政治連盟 本橋常彦代行が理事長に

 日販協政治連盟の2025年度理事会・通常総会が7日、東京都千代田区のKKRホテル東京で開催された。24年度事業報告・同決算、25年度事業計画・同収支予算などの議案を審議、承認された。理事長の交代もあり、新理事長に本橋常彦理事長代行が就任した。会場には、自民党新聞販売懇話会の山谷えり子参議院議員はじめ、自民、公明両党の新聞販売懇話会幹部が登壇し、それぞれあいさつを行った。
 開会にあたり本橋理事長代行があいさつ。「新聞販売業を取り巻く環境は年々厳しさを増している。残念ながら、多くの販売店の仲間を失っている。統計によると、全国の販売店数は前年比で438店減少、10年前と比較すると、4674店減少、従業員数は前年比で1万2928人減少、10年比で13万6984人減少した。ABC協会の日刊紙朝刊は2363万5278部、前年比168万部2408部減だ。この数字を目の当たりにすると、驚きと悲しみとともになぜか怒りが込み上げくる。決して、外的要因や環境だけのせいにするつもりはない。新聞業界が反省や改善をしなければならないことを認識している。貴重な新聞販売網と読者を必ず次の世代につなげていかなればならない」
 「座して動かなければ、崩壊する。一度崩壊すれば再生は不可能だ。しかし、現状では有志が集まり、知恵を絞り、打開策を練る機関や系統を超えて協力できる組織がない。私は、こうした機関や組織が今すぐ必要と考えている。公益社団法人の日本新聞販売協会と協力し、日販協政治連盟の存在と活動がその一助のなることを望んでいる」と訴えた。
 その後、役員交代が行われ、本橋常彦理事長代行が新理事長に選出された。

2025/03/05朝日と信毎が連携

 朝日新聞社と信濃毎日新聞社(本社・長野市)は、記事の相互提供や編集現場のDX(デジタル技術による変革)推進など、編集分野で多面的な連携を進めるための基本合意書を交わした。4日付紙面やデジタル版で発表した。報道機関としての互いの自主性や独立性は尊重しつつ、双方の読者サービス向上や業務の効率化などにつなげるとしている。
 発表によると、記事提供では、信州の山岳の魅力を伝える信濃毎日新聞の記事を4月以降、朝日新聞の夕刊に掲載したり、信濃毎日新聞デジタルに朝日新聞の配信記事を掲載したりすることを予定。大量のデータを分析し、分かりやすく伝える「データ報道」をめぐる協業なども検討する。
 このほかデジタル化に対応できる人材の育成、取材業務の効率化やDX推進に向けた協力も議論していく。

2025/03/01読売・渡辺恒雄主筆お別れの会

昨年12月19日に98歳で亡くなった渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆のお別れの会が2月25日、東京都千代田区の帝国ホテルで執り行われた。政・財・官界やスポーツ関係者ら約3900人が参列し、冥福(めいふく)を祈った。
 お別れの会には、高円宮妃久子さまと長女承子さまが出席されたほか、石破首相、岸田文雄・前首相、森喜朗・元首相、御手洗冨士夫・キヤノン会長兼社長CEO(最高経営責任者)、長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督、王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長らが参列した。
親交の深かった岸田前首相は「(父の文武・元衆院議員と)親子2代にわたり、政治の世界だけでなく人として深くお付き合いし、私の人生の支えだった。本当にさみしい」と別れを惜しんだ。
 石破首相は参列後、首相官邸で記者団の取材に応じ、「民主主義の発展のためには健全な言論がなければならないというジャーナリストとしての強い使命感を持ち、言論人としての責任を果たしてこられた」と追悼した。お別れの会は読売新聞社が主催した。